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17才の逆襲 暴力をぶっ潰せ(1960年)

昭和35(1960)年に公開された、東映制作による作品。
出演は松方弘樹・波島進・梶すみ子・北原しげみ他、監督は日高繁明。

サブ(松方)は、姉の恵子(梶)とともに孤児院育ち。岩下(佐々木孝丸)に拾われて成長した2人、サブはバイク好きの不良少年、恵子は岩下の手下である坂田(小林十四郎)の情婦となっている。ある日、サブはひょんなことから健一(波島)と知り合い、その父建造・妹妙子(北原)とも付き合いが始まる。サブと妙子、恵子と健一は各々惹かれるのだが...健一が坂田の手下だったこと、外人殺し容疑で処刑されたサブ・恵子の父親を逮捕したのが建造だったこと...が判明。しかも、その外人殺しは岩下の犯行だった...岩下はサブを殺そうとしたり、坂田が恵子を殺したり...と大変なことになるが、最後は岩下は逮捕され...丸く収まる、という内容。

松方弘樹の初主演作品...とのこと。オープニングの「出演者」松方弘樹のところには「入社1年目」という文字を見ることができます。あどけない少年顔の松方弘樹...とても、この10数年後に強面の極道役をやるとは到底想像できない姿...が新鮮。演技力云々という段階ではないだけに、作品自体は評価されるものとは思えません...が、興味深いシーンが多くて面白い。

初主演作ということで、演技力を求めるのは酷というもの。
それにしても...サブ(松方)の吐く台詞が一々面白くて興味深い。喧嘩のシーンでは

「俺のパンチはジェットだぜ!」

なんて言ってみたり。ジェットって言われてもな...という感じですが、舞台が横田基地近辺ということですから、米軍のジェット戦闘機を見上げて「ジェットだぜ」と。で、それを聞いた相手の不良(チンピラ)達が「お、おぉ...」という感じでたじろいでしまったりするんですが...
とにかく、やたら「~だぜ」という言い回しが多くて...面白い。

サブが不良少年という設定だけに喧嘩のシーンが多いのですが、それらが明らかに早回し(早送り)で...なんかコントでも見ているみたいで...笑わせてくれます。


サブと妙子(北原)はお互いに惹かれあって、バイクでデートしたりします。それを見た人達が...

「洗濯屋の娘を後ろに乗っけて『カミナリドライブ』よ!」

なんて言うシーンがあります。
所謂「カミナリ族」全盛の頃だったんでしょう。若者がバイクで飛ばしていれば、何でも「カミナリ族」と言われたんだろうな...という感じです。

これが、70年代後半以降になると...「暴走族」という言葉に取って変わられたんでしょうね。「バイクに乗ってるからって、みんながみんな『暴走族』じゃない!」みたいな台詞は、よくTVドラマで耳にした記憶がありますが、本作品当時だと「バイクに乗ってるからって、みんな『カミナリ族』じゃないやい!」という感じでしょうか。巷でも、バイクに乗る息子と親が「カミナリ族みたいなことするな!」「カミナリ族じゃない!」なんて遣り取りが交わされてたんだろうな...と想像してしまいます。

すべてが解決して、妙子とバイクでドライブするサブ...というラストシーン。
走行している姿を俯瞰で捉えてるんですが、すごく山奥みたいで...どこなんだろう?という感じです。
舞台が横田基地・立川近辺ですから、その辺りなんでしょうか?到底、そうは思えない光景です。いかにも東北の山村..という趣き。ただ、ラストシーンだけを大きく離れた場所で撮影したとも思えませんから、やはり「あの辺り」なんでしょうね。いやはや興味深い。





theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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