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若い季節(1962年)~チャーム○○~


若い季節/続・若い季節(DVDツインパック)若い季節/続・若い季節(DVDツインパック)
(2008/03/28)
園まり・田辺靖雄他

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昭和37(1962)に公開された、東宝制作による作品。
出演は淡路恵子・松村達雄・有島一郎・クレイジーキャッツ他、監督は古沢憲吾。

プランタン化粧品が飲むクリーム「ドリンクローズ」を発売しようとしていた矢先、ライバル会社トレビアン化粧品も同じような商品を発売すると発表...両者とも激しい宣伝合戦を繰り広げる。が、社長の棚尾(淡路)は社内に産業スパイがいるのでは...と考え、給仕の坂本(坂本九)に調査するよう命じる。そんな中、フランスから帰国した化粧品研究家ケン加賀美(谷啓)をスカウトする。一方、坂本や販売員弓子(浜美枝)の調査によって、南川常務(平田昭彦)がスパイであることが分かる。しかも、ケン加賀美が偽者であることも判明して...という内容。

当時NHKで放映されていた同名ドラマの映画版。クレイジーキャッツ映画ではお馴染みの古沢憲吾監督らしい、スピーディーな展開によるドタバタコメディ。この2年後に公開された続編も古沢監督が撮っていますが、出演者はかなり入れ替えられています。
...ということよりも、とにかく「高度成長期真っ只中」という雰囲気が満載で面白い。
時あたかも高度成長期...右肩上がりの成長が続き、「今日は昨日よりもよく、明日は今日よりもよくなる」ことが普通だった時代。経済成長するにつれて庶民の消費意欲も向上、企業は「作れば売れる」という時代。とにかく「売って、売って、売りまくれ!」と...そのためにも「宣伝することが大事だ」と。続編でも「この世はいまや宣伝時代」という台詞が出てきます。

しかし...私が物心ついた頃には「ポスト消費社会」でしたし、社会人になった頃には「大量生産大量消費」という時代は過去のもになり、「多品種少量生産」と言われ始めた時期でした。
「あの時代は大量生産大量消費でした...」なんて教わっても、頭では理解できます。が...本作品を始めとする当時の作品、特に企業を舞台とした作品を観ると、その一端を垣間見れるわけです。勿論、当時を体験しているわけでもないので、よく聞かれるような「あの時代はよかったなぁ」なんて思うこともなく...その違和感だけを(個人的に)楽しむことができます。


さて...化粧品の販売員を「チャームガール」と呼んでいるのも、時代を感じさせます。
当時の作品を観ていると、「チャームスクール」なんてのも良く登場しますね。これは、チャーミングな女性になるための化粧方法や美容体操...といったことを教える学校のようです。だから「チャーム」なんですね。今のヘアメイク・スクールとかは「ヘアメイクを仕事にするための技術を習得する」学校ですから、似て非なるものですね。

高度成長期の代表的な存在の一つである「首都高速」...も、この時代の作品では欠かせない要素。この作品でも勿論登場しますが、続編で登場する「建設途中の首都高速」でのシーン...が興味深いですね。
途中まで完成している高速道路上...建設中ですから車も人も入ってこない。見晴らし抜群のちょっとした展望台、という趣。そこでの「これが新しい東京の景色!」という台詞が...いいですね。

最後に...錚々たる出演陣の中で、個人的に興味深かいのが「古今亭志ん朝」。
とにかく(当然ですが)若いのに驚きます。しかも、この年に真打に昇進して「2代目古今亭志ん朝」になってるんですね。当時は落語家でもありアイドルでもあった...という志ん朝ですが、私からすれば当然ながら想像もできません。生放送だったという「テレビ版若い季節」も観てみたいのと同時に、この頃放映していた「サンデー志ん朝」も観てみたい...と切望してます。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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