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喜劇 駅前団地(1961年) その1

喜劇 駅前団地

昭和36(1961)年に公開された、東宝制作による作品。
出演は、森繁久彌・伴淳三郎・フランキー堺・・淡島千景他・監督は久松静児。

昭和30~40年代に多く制作された東宝喜劇シリーズの一つ「駅前シリーズ」の2作目。東京郊外のマンモス団地。その隣地に第2団地が建設されるということで、そこで農業を営む伴や開業医をしている森繁、森繁同様に団地住人を当てこんで病院を建てようとする都心で医者をしている淡島...が繰り広げるドタバタ劇。
この作品のロケ地は、小田急線の読売ランド前駅(当時は西生田駅)・百合ヶ丘駅周辺。何を隠そう、私自身が5年前から読売ランド前駅近くに住んでいることもあり、大変興味深く観ることができる作品なんです。この一帯は現在は数多くの住宅が立ち並んでいますが、この作品を観ると隔世の感があります。

冒頭のシーンからして「これはどこの山奥だ!?」という光景なんです。走行している小田急線の車両が戦前製の木造車であることに「おぉ!」ともなりますが、それを吹き飛ばすくらいに驚くのが、画面に映し出される線路周辺の景色です。どう見ても、山間部を走るローカル線にしか見えません。

現在、この辺を歩いて見ると分かるのが「坂が多い」ということです。とにかく平地部分が少なく、線路の北側・南側共に線路を離れるとすぐに(結構急な)上り坂となっています。山を切り崩して宅地開発をしてきたことが分かります。このシーンを見ると、宅地開発される前の原風景を見ることができ大変興味深いです。

東京はとにかく「造り変えられる」ことが多いので、私が生まれた36年前の都内を映し出した映像を見ても「こんなだったんだ!」と驚くことが多いのですが、それでも、私が記憶している部分や今でも現存する箇所もあり、それらと今では見ることの出来ない部分がミックスされた感覚が私は好きなんですね。

ただ、この作品の冒頭に映し出される小田急線「読売ランド前(当時の西生田)駅」の光景に、現在とのつながりを見つけることは難しいです。それぐらい、ここ一帯は変貌してしまったということでしょう。

しかし、最後のシーンでは、団地住民のために新たに開設された駅として「百合ヶ丘駅」が登場します。実際、百合ヶ丘駅は百合ヶ丘団地が出来たために新設された駅であり、当時の姿を見れるのは大変興味深いです。とは言っても、駅前ロータリーなどは現在とそんなに変わらないのですが、現在、駅北口の右手にある川崎信用金庫のビルがまだ建っていなかったりとかして、「ほぉ」と思ったりしますが。

本当は「団地」についても書こうと思ったのですが、それは次回にします。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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