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女と味噌汁(1968年)~カーステとラジカセ~

昭和43(1968)年に公開された、東宝制作による作品。
出演は池内淳子・川崎敬三・田中邦衛・佐藤慶他、監督は五所平之助。

三味線も踊りも上手く、客からの人気も高い芸者の千佳子(池内)は、女将や後輩芸者からの信頼も厚い。そんな千佳子は芸者の傍ら、ライトバンを使った味噌汁屋を始める。そんな中、客の1人だった医者の太田(北村和夫)に惚れられるも、芸者ということで太田の親に反対されたり...異母弟の咲村(田村雅和)が現れるものの、後輩芸者が咲村に惚れたことを知って、太田の親同様に芸者ということで反対したり...家業である工場の専務となって羽振りがいいと思っていた同級生の勉(佐藤)が、実は社長である父親ともども馘になっていたことを知ったり...と色々なことが起こりつつも、前向きに生きていく...という内容。

TBS系列の「東芝日曜劇場」で同名のドラマが長い間放映されてた...とのことですが、記憶にありません。昭和55(1980)年まで放映されてたらしいのですが...
ところで、「池内淳子と味噌汁」という図は...
個人的には「味の素ほんだし」のCMが思い出されて、まったく違和感がありません。というか、ドラマの「女と味噌汁」が好評だったからCMのオファーが来たんでしょうね。

さて、舞台となっているのが「弁天池新地」...作品中では場所が特定できませんが、ドラマ版を調べてみると「新宿の~」と書かれていたことから、現在の新宿区弁天町あたり...ということでしょうか?あの辺りに花街があったということなんでしょうか?ま、ドラマですから架空の設定なのかもしませんが、戦前に花街として栄えた神楽坂に近いことから考えても、あり得ない話じゃないですね。

その弁天池新地はセットなのですが、それ以外はロケなので当時の風景を垣間見ることができます。一見して感じるのが、とにかく「ドンドン」「ガンガン」と工事風景が目立つ...ということ。昭和30年代後半の「東京オリンピックに向けての東京大改造計画」が一息ついたとは言え、高度経済成長期後期の「イケイケ」振りを感じることができて興味深いですね。
また、そんな工事風景をバックに走っている数々の車...その中にタクシーも走っているのですが、当時のタクシーって「オレンジとイエローのツートンカラー」だけだったんでしょうか?なんか、昭和30~40年代の映画を観ていると、タクシーと言えばそれしか目につかない気がするんですよね...気のせいでしょうか。そーえいば...緑の斜線が入った「自動車用信号機」というのも、この時代ならではで違和感を感じるアイテムの一つですね。

あと、この作品を観ていて驚いたのが...千佳子(池内)が同級生の勉(佐藤)に誘われて、後輩の芸者達とドライブに行くシーンがあります。私は車に詳しくないので良く分かりませんが、外車で東名を飛ばして海(江ノ島だと思われます)に行きます。海に着くと、後輩芸者達が「踊ろ!」とはしゃぎます。すると、おもむろにカーステレオを引っこ抜いてラジカセとして使用するんですよね。これには驚きました。着脱式のカーステレオなんてあったんですね。なんか格好良かったです。

その他にも、サラリーマンの月給が3万5000円とか、ハガキ1枚が7円...といった台詞が出てきたりと、興味深いシーンが多い作品でしたね。


theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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