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宇宙人東京に現わる(1956年)~高井戸駅~

宇宙人東京に現わる宇宙人東京に現わる
(2005/12/22)
刈田とよみ

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昭和31(1956)年に公開された、大映制作による作品。
出演は川崎敬三・苅田とよみ・山形勲他、監督は島耕ニ。

日本初のカラー空想特撮映画。世界中で謎の円盤が目撃される中、日本にヒトデ型宇宙人のパイラ星人が現れる。友好的な彼らは、人間の姿に変身をして接触。原水爆開発と、研究中である元素開発の停止を進言する。そんな中、地球に向かって新天体Rが接近・衝突しつつあることを教える。それを受けて科学者達は世界各国に原水爆を発射するよう訴えるも相手にされず、いざ各国が発射しても効果ゼロだった。しかし、パイラ人が例の元素を爆弾にしてRに発射、地球は救われる...という内容。

ヒトデ型宇宙人をデザインしたのが岡本太郎だったのに驚いたり、科学者の1人がいつも立ち寄る飲み屋の屋号が「宇宙軒」で「そりゃないだろう」と思ったり...とつっこみどころ満載で、面白く観ることができます。
しかし、個人的に惹かれたのは冒頭のシーン。
3人いる科学者の1人が仕事から自宅へ帰ってくるシーンから始まります。丁度、電車から降りて駅を出てくるのですが...ん?車両は井の頭線か京王線だな...駅に向かって築堤を上ってくる景色...これはもしや...と見ていると、なんと井の頭線の高井戸駅なんです。

これは個人的に嬉しかったですね。実は...私は5~15歳までの10年間、この高井戸駅と富士見ヶ丘駅の中間辺りに住んでいました。その頃の高井戸駅は環状八号線も開通済みで、ほぼ現在の姿に近いものになっていました。ですから、ある本で「環八開通以前の高井戸駅」の写真を見た時は、道路の幅も現在の半分程度で、駅の雰囲気も牧歌的であるのに驚いた記憶があります。

しかし!この作品では、その写真でしか見ることができなかった「牧歌的な頃の高井戸駅」を映像として見ることができるのです!個人的には、このシーンだけで充分に元が取れるというくらいです。

昭和30~40年代の映画で見ることができる東京は、銀座・新宿といった都心がメインなのは当然で、郊外というと小田急線や東急線が数多く登場します。そういう意味では、井の頭線沿線なんてのはマイナーということでしょう。ですから、昭和30~40年代の東京の風景を収めた写真集くらいでしか確認できなかった場所を、このように映像で確認することができるだけでも価値があると思います。

まったく興味のない方には何でもないシーンかもしれませんが、大変興味深かったですね。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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Author:padavona
昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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