FC2ブログ

踏みはずした春(1958年)~渋谷~

昭和33(1958)年に公開された、日活制作による作品。
出演は小林旭・左幸子・浅丘ルリ子・二谷英明他、監督は鈴木清順。

バス会社に勤めながらBBS(非行少年少女を更正させる運動)の活動をする奎子(左)は、少年院から出てきたばかりの信夫(小林)の更正を手掛けることになる。なかなか心を開かない信夫にてを焼くが、お互いに恋心を寄せる彼の中学時代の同級生の和恵(浅丘)とともに、更正させようとする。しかし、就職しようにも前歴が仇となってどこにも断られて社会の厳しさに直面したり、以前の不良仲間が手を貸して和恵がチンピラに襲われ、しかも警察に犯人扱いされたり...と紆余曲折がありながらも、最後は更正への道へと進み始める、といった内容。

デビュー2年目の小林旭が初々しかったりするんですが、個人的に注目したのは当時の渋谷近辺のシーンを数多く見ることができることです。
渋谷駅周辺のシーンは主に3ヶ所。

一つ目は東京メトロ銀座線の渋谷車庫。
車庫の左手に沿って伸びている坂道が映し出されます。ここは、加山雄三の「若大将シリーズ」でもロケされていたと記憶していますが、現在走行している01系の前に主力だった2000系をはじめ、それ以前の主力車両までが普通に留置されている姿が映し出されて、妙に興味をそそられます。現在の渋谷マークシティに沿って道玄坂上に通じる急な坂道が「それ」です。画面を見ると、道は舗装もされていなくて、坂下の渋谷駅方面もチラっと見ることができますが、同じ場所とは思えません。

そして、渋谷駅南口の旧東急文化会館前も映し出されます。かなりのローアングルで、南口全体の様子は映されませんが、カメラには丁度銀座線の高架線が入り、渋谷駅へ入線する銀座線を見ることができます。今は6両編成の銀座線ですが、当時は3両編成。なんか時代を感じますね。

三つ目は、ハチ公口(だと思われます)を見ることができます。これは通りの反対側にある喫茶店内から駅舎に向かってカメラを向けているので、駅前の様子を垣間見ることができます。そこそこ賑わっているようにも見えますが、現在の比ではありません。なんかのんびりしています。
その昔...都電が健在だった頃、現在の南口にあるバス・タクシー乗り場が都電停留場だった(って、私が生まれる前の話)のですが、もっと昔は、宮益坂を下ってきた都電は山手線のガードをくぐって左折した、現在のハチ公広場が停留場だったとのこと。想像してみると、ガードをくぐったらすぐに左に直角に曲がってくるわけで、かなりワイルドだったんだなぁ...って感じます。いやぁ、見てみたい。

この他にも、代官山駅や東横線(走行中の先頭車両から小林旭が半身を出す!)も出てきて、個人的に見所満載な作品でした。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

comment

Secret

アクセス数
ブログ内検索
プロフィール

padavona

Author:padavona
昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード
QRコード
カレンダー
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
リンク  ご自由にどうぞ!