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愛河(1958年)~死語その2~

昭和33(1958)年に公開された、大映制作による作品。
出演は若尾文子・川口浩・川崎敬三・叶順子・田宮二郎他、監督は田中重雄。

デパートに勤める三三子(若尾)と化粧品会社に勤める新子(叶)は高校時代からの親友。しかし、純愛主義の若尾と「今が楽しければいいじゃない」的な叶と、恋愛観については正反対。そんな2人とその恋人(川口・田宮)の間に起こる様々な問題を通して、恋愛についても人間的にも成長していく...という内容。最後は、収まるべきところに収まります。

さて、この作品...当時の東京・神戸等、興味深い風景を見ることができるのですが、ここでは前回同様に「今は使われない言葉」について書きたいと思います。どーしても気になった言葉があったので。
それは、「かっくん」という言葉なんです。
昭和30~40年代の作品をそれなりに観ていると、結構「今は使われない言葉」を聞くことができて大変興味深いのですが、この「かっくん」というのは初めて耳にした言葉ですね。しかも、この作品中だけでも3回は使われています。当時は普通に使われてた言葉なんでしょうか?

例えば、若尾と川口がデートの帰りに川口の住むアパート(と言うよりは下宿)に寄るシーン。2人がアパートの玄関から川口の部屋へ向かう時に、同じ住人の若者と擦れ違う。若者は2人が部屋に入るのを見て羨ましがります。その時に出てくるんですね、「ちぇ、上手くやってやがんなぁ。かっくんだね。」と。

また、別なシーンでは若尾の兄役である川崎もこの言葉を発します。それは、川崎が大学の先輩との結婚を若尾に勧める場面です。何でも先輩が若尾に惚れて、それで川崎にお願いをしたみたいで、川崎が妹である若尾に対して「職場でもお前を見て『かっくん』ときちゃったんだな」と言ってます。

...なんとなくニュアンス的に分かりますが、「惚れて腰砕けになる」みたいな感じなんでしょうか?
この作品だけで二度も三度も使われている、ということは当時の流行語だったのでしょうか?当時の世相が語られている書籍を見ても、(私が憶えている限りでは)見たことはないんですよね。私が見落としてるだけかも知れませんが...

この他にも色々興味深いシーンや言葉も勿論出てくるのですが、どーしても「かっくん」が気になってしょうがないんですよね、この作品。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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Author:padavona
昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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