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妻という名の女たち(1963年)~代々木上原~

昭和38(1963)年に公開された、東宝製作による作品。
出演は司葉子・小泉博・左幸子・団令子他、監督は筧正典。

証券会社に勤める夫(小泉)は、妻(司)と子供がありながら外に愛人(左)を作っている。
妻がそれに気付いたことにより、苦悩する姿を描いた作品。
結局、夫は愛人に逃げられ、妻子からも別れを告げられるのだが...

私にはそんなことどおーーーーでもいいのです。
この作品の中で、小泉博・司葉子演じる夫婦が住んでいるのが東京近郊の一軒家という設定。
「どこ辺りなのかなぁ」と思って観ていると、小泉博が自宅から身の回りのモノを持って愛人宅へ向かうシーンで、最寄駅が映し出されます。

駅名は駅舎・ホームともに確認できませんが、小田急線であることを確認。
映し出される小田急線の車体カラーは、当然ながら現在の「白地に青帯」ではなく、「オレンジイエローとダークブルーのツートンカラー」という旧塗装...これが なんとも垢抜けなくていい。

そして、ラスト近く。司葉子が子供を連れて実家のある仙台に帰るシーンで、ホームの駅名板が「よよぎうえはら」と映し出され、「へぇ、当時の代々木上原ってこんな感じだったんだぁ」と嬉しい驚きです。しかも、駅名板の字体は現在では使用されていないモノで、それがまた何とも時代を感じさせるんですよね。

今でこそ、代々木上原駅は一日の乗降人員21万人強と、小田急電鉄70駅中3位の乗降人員を誇る、東京メトロ千代田線との乗換駅です。
それが、こんなにも小さな駅だったとは...しかも、駅周辺も今の代々木上原からは考えられないようなのどかな風景なんです。

昭和38年といえば翌年に東京オリンピックを控え、首都高も開通して、都内のいたるところで工事が行なわれていた時期です。東京が大改造されて、現在に通じるインフラがほぼ整備された時期と認識されています。が、新宿から電車で10分程度で行ける代々木上原が、まだこんなに田舎然としていたとは新鮮な驚きです。


個人的には、新宿や銀座といった当時の映画では良く登場する場所ではなく、代々木上原といった場所を見ることができただけで、私にとっては価値ある作品と言えるのです。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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