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有楽町で逢いましょう(1958年)~路線バス~

昭和33(1958)年に公開された、大映制作による作品。
出演は京マチ子・菅原謙二・川口浩・野添ひとみ他、監督は島耕ニ。

フランス帰りのファッションデザイナー(京)と建築技師(菅原)、大学生でラグビー選手である京の弟(川口)と菅原の妹で短大生(野添)が織り成すラブコメデイ。川口と野添はお互いを好きになるが、京は大反対。ことあるごとに京と菅原は言い争いになる。が、川口が(京都の親戚宅へ)家出する事件によって急接近。最後はハッピーエンド、という内容。

タイトルにある通り「有楽町」が舞台となっており、「そごう(現ビックカメラ)」がその中心として何度も出てきます。川口と野添が待ち合わせするのも「そごう」の前、京と菅原が偶然出くわすのも「そごう」2階にある喫茶店...という具合。
作品中には、有楽町を中心とする当時の東京の風景が色々と見ることができて楽しいのですが、特に、「そごう」2階にある喫茶店から映し出された映像に「おっ!」となりました。

山手線・京浜東北線のガードをくぐる道路にボンネットバスが走っているのが見えるのですが、そのバスが西武バスや小田急バスだったりするんです。当時を知っている方からすれば「そんなの当り前じゃないか」と思うかもしれません。
ただ、今では有楽町などの都心で見ることができるのは(一部を除いて)ほぼ都営バスであり、普段は西武線・小田急線沿線で見ている西武バスや小田急バスが有楽町を走ってる、という図が私からすると新鮮だったりするんですね。

バス会社というのは各社でエリア制をとっていますから、自社エリア内で路線を開設して営業することになります。他社エリアへの路線を開設したい場合は、他社と運輸協定を結んで同一路線を相互乗り入れすることになります。現在だと、首都圏各地域から羽田・成田空港への高速バスで盛んに実施されています。
しかしながら、昭和30年代には東京近郊と都心を結ぶ路線というのが数多く設定されていました。
ただ、これは昭和45(1970)年以降に各社で実施された、路線再編成により一気に姿を消しています。

ですから、当時のバス路線を調べてみると、今では考えられないようなバス路線が多くて大変興味をそそられます。例えば「東京駅~荻窪駅」とか「東京駅~武蔵境駅」といった路線があったようですが、乗り通した人っていたんでしょうか?ま、需要があったから開設したのでしょうから、そのような人もいたと思われますが、今からだと考えられないですね。「新宿西口~八王子駅」なんて、深夜バスならいざ知らず、普通の路線バスであの距離を...と考えると大変興味深いです。

勿論、現在でも「東京駅~等々力(東急バス)」とかがありますが、東京近郊と都心を結ぶ路線はごく少数となっています。だからこそ、東京駅とか有楽町辺りで東京近郊へ向かうバスがガンガン走っている図...というのは興味深くて新鮮です。


theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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