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大学の若大将(1961年)

大学の若大将 [DVD]大学の若大将 [DVD]
(2005/10/28)
加山雄三・星由里子他

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昭和36(1961)年に公開された、東宝制作による作品。
出演は加山雄三・星由里子・田中邦衛・有島一郎他、監督は杉江敏男。

京南大学に通う雄一(加山)は、水泳部のエースで人気者。実家は麻布で歴史あるすき焼き屋「田能久」。合宿費を稼ぐために企画したダンスパーティがきっかけで澄子(星)と知り合う...も、部員で打ち上げをするために実家から商売用の肉を持ち出して、父親の久太郎(有島)に勘当されてしまう。そのため、芦ノ湖のボート小屋に泊まりながらバイトを始める。偶然にも仕事で澄子も芦ノ湖に来ていて再開...するが、澄子に惚れていた石山(田中)が言葉巧みにボートに誘い、沖合いで強引に迫る...が、間一髪のところで雄一が助ける。そんな時、偶然にも溺れていた親子を助け出すのだが、その親子から娘と結婚して欲しいと頼まれたりして、それを知った澄子がまた嫉妬したりする...と色々なことが起こるが、最後は丸く収まる...という内容。

昭和36~46(1961~71)年にかけて全17本制作された「若大将シリーズ」の第1作目。主題歌をデューク・エイセスが歌ったているためか、なんか印象が違うな...と思わせるオープニングだが、始まってみれば、若大将シリーズならではの予定調和的展開が繰り広げられ、安心して「映し出される当時の光景・風俗」を観察することができる。
冒頭、バスの中でチンピラ(当時の言葉で言えば『愚連隊』でしょうか)と喧嘩するシーン。

使用されているのは東急バス。今とは違う旧カラーで興味深い。また、対向車線を走ってくる(同じく)東急バスが普通にボンネットバスだということも興味深い。まだまだ、都内にはボンネットバスが普通に走ってたんだな...と。


雄一(加山)が家に帰ると、タバコを吸う祖母りき(飯田蝶子)がこんなことを言います。

「タバコを吸うと、痩せて美容にいいんだよ。」

タバコのCMすら規制された現在では絶対にありえない台詞ですな。ま、当時の「今日も元気だ、タバコがうまい」という宣伝コピーに象徴されるような台詞で興味深い。


実家「田能久」の近くに、最近「ナイトクラブスタイルのステーキ屋」ができたため、雄一は「同じように時代に沿わないとダメだ」なんて言うシーンがあります。
ナイトクラブスタイルのステーキ屋...というのも凄いものがありますが、それを指して久太郎(有島)が放つ「あんなパンスケ相手の~」という言葉も凄いですね。今ではさすがに通用しない言葉ですね。

そして、敵情視察ということで久太郎がその「ナイトクラブスタイルのステーキ屋」に赴きます。
席に案内されると、注文をとりにきたボーイが「ホステスは?」なんて訊いたりします。もうこれは「ステーキ屋」じゃなかろう...という気がしてきます。
で、やってきたホステスが放つ「私ちっちゃいから、トランジスタのチャコって言うの。」という一言も時代を感じさせます。今では「トランジスタ」って言われても「なんのこっちゃ?」という感じでしょう。


雄一が澄子(星)の勤めている店に電話をかけるシーンでは...

「もしもし、明治製菓のキャンディストアですか?」

なんて言う台詞があります。もう、これはタイアップなんでしょう。しかも、そこで働く澄子達は「キャンディガール」なんて言われてるんですね。なんか微妙...
それにしても...確か、澄子が勤めている店を経営しているのは石山(田中)の父親で「石山製菓」じゃなかったのか?というのは、この際忘れましょう。


若大将シリーズは、どれを観ても予定調和に話が進むため、また、ターゲットが若者だったためか、どの作品でも興味深いシーンを確認することができて...面白い。

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

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Author:padavona
昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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