FC2ブログ

若草物語(1964年)~高層アパート、工場の煙突~

昭和39(1964)年に公開された、日活制作による作品。
出演は吉永小百合・浅丘ルリ子・芦川いづみ・泉雅子他、監督は森永健次郎。

由紀(浅丘)・しずか(吉永)・チエコ(泉)姉妹は、後妻をもらった父親を気遣って家出する。大阪から上京した3人は既婚の長姉早苗(芦川)の家に向かう。早苗はアパートを借りてやり、3人は各々働き出す。ある日、由紀は幼馴染の次郎(浜田光夫)に出会い、お互い成長した姿に惹かれあう。仲良くなった次郎と姉妹達はスキーに出掛けるが、次郎は急な仕事で帰京してしまう...そんな時に偶然であった圭一(和田浩治)が由紀に惚れる。一方、あることを切っ掛けに次郎としずかの距離が縮まったり、それを知った由紀が嫉妬したり...と色々な問題が巻き起こるが...という内容。

一般的に知られているアノ「若草物語」とは一切関係がない、当時の日活4大女優が勢揃いした青春恋愛作品。
この豪華ラインナップ、「正月用特番のため」ということもあったのでしょうが、既に映画観客動員数が右肩下がりだった当時のことですから「吉永・浜田コンビだけでは弱い!」から「浅丘・芦川・泉も出してしまえ」という感じだったのかも知れません。なにせ、この6年前の昭和33(1958)年に11億人強だった観客動員数が、この年には4億人前後にまで落ち込んでいたんですから...もう、あの手この手という感じだったんではないでしょうか。
個人的にはそんな事情とは関係なく、本作品を肇とする「日活青春路線」は当時の光景・風俗が多々出てくるという意味で...すごく面白い。

more...

スポンサーサイト

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

ニッポン無責任野郎(1962年)~郊外と米穀通帳~

ニッポン無責任野郎 [DVD]ニッポン無責任野郎 [DVD]
(2005/09/30)
クレージー・キャッツ、団令子他

詳細はこちら!

昭和37(1962)年に公開された、東宝制作による作品。
出演は植木等・団令子・ハナ肇・谷啓・草笛光子他、監督は古沢憲吾。

源等(植木)は、ある日偶然に街で出会った明音楽器営業部長の長谷川(ハナ)に取り入って、明音楽器に入社する。が、元来無責任な源はサボってばかりで仕事をしない。そればかりか、未収金回収を命じられると、集金した500万円を自分の口座に入れて利子を稼ぐ始末。だが、次期社長の座を争う専務・常務の両者には調子の良いことを言って点数を稼ごうとする。ある日、同僚の英子(団)がガッチリ貯金しているのを知って、源は英子に猛アタック。金を持っているという嘘を信じた英子をものにした源は、単なるトランペット奏者のゲイリーと組んで、専務・常務へのホラを仕掛けるが...という内容。

クレイジー・キャッツによる「無責任」シリーズの第2弾。
「コツコツやる奴ぁご苦労さん」よろしく、植木等が縦横無尽に駆け回る。「昨日よりも今日がよく、今日よりも明日はもっといい」という右肩上がりを皆が信じて疑わなかった高度成長期ならでは...という感じで興味深い。また、本作品に限らず、クレイジー・キャッツが出演している作品は当時の光景・風俗を垣間見れるものが多く、観ていて飽きない。

more...

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

涙くんさよなら(1966年)~隅田川と演奏とピロン~

涙くんさよなら [DVD]涙くんさよなら [DVD]
(2003/02/21)
ジュディ・オング、ジョニー・ティロットソン他

詳細はこちら!

昭和41(1966)年に公開された、日活制作による作品。
出演はジュディ・オング・山内賢・和田浩治・太田雅子他、監督は西村昭五郎。

日米ハーフのジュリー(ジュディ)はワシントンでアメリカ人の父親と暮らしていたが、父親が急死したことから母親を探しに日本に降り立つ。その際、父親急死のショックから口がきけなくなったということにして、慈善団体からの援助を得るのだが...日本の慈善団体はテレビ局の社長夫人が代表をしていたことから、母親探しを一大キャンペーンとしてしまう。それを嫌ったジュディは、母親が芸者をしていた料亭に駆け込む。その話を聞いた女将の息子建(山内)はバンド仲間達と一緒に母親探しをすることに...そして、それを聞きつけたテレビ局がドキュメント番組に仕立てようと賢達を尾行を開始して...追いつ追われつの珍道中に。そして、ようやく母親が見つかるのだが...という内容。

「涙くんさよなら」のヒットにあやかって制作された(であろう)歌謡映画。個人的には1990年代前半にTBSで放映された「天までとどけ」の主題歌として認識していた曲なだけに、映画が作られるほどのヒット曲だったとは...という感じ。また本作品をはじめ、当時の作品でよく観ることができる、山内賢達がやっているバンド「ヤング&フレッシュ」が実在するバンドだったというのも驚きです。てっきり作品中の役どころとしてのバンドだと思ってました...
などなど、興味深いことこの上ない事柄が多い作品ですが、映し出される光景も興味深いものが多くて...面白い。

more...

theme : 映画を見て、思ったこと
genre : 映画

アクセス数
ブログ内検索
プロフィール

padavona

Author:padavona
昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード
QRコード
カレンダー
02 | 2010/03 | 04
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード
リンク  ご自由にどうぞ!