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薔薇の葬列(1969年)~若者の街、新宿~

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(2004/02/27)
ピーター他

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昭和44(1969)年に公開された、ATG制作による作品。
出演はピーター・土屋嘉男・小笠原修・城よしみ他、監督は松本俊夫。

ゲイバー「ジュネ」のナンバー1だったエディ(ピーター)は、オーナーの権田(土屋)と関係を持つ。しかし、権田はママのレダ(小笠原)と同棲しており、エディとレダは冷戦状態。エディは父親に蒸発され、母の手で育てられたのだが、ある日母親の情事を見てしまい、発作的に母親を殺してしまう...という少年時代の記憶が甦る。とうとうエディとレダの喧嘩が勃発...した後、レダは不良少女を使ってエディの顔に傷を負わせようとするも失敗。しかも企みがばれて、権田に捨てられ...自殺。ようやく、権田と「ジュネ」を手に入れたエディ。だったが、権田がエディが持っていた家族写真を見て、エディが実の息子であることを知って...自殺する。それを見たエディは...という内容。

ピーターの映画デビュー作。「主人公にピッタリだ」ということで六本木でスカウトされたらしいです。この作品、出演しているゲイボーイは役者ではなく本物(つまり素人)だし、途中でインタビューやNGシーンが挿入されたり、サイレントさながらのドタバタがあったり、挙句には淀川長治が「さいなら、さいなら」と出演してるわ..と、どこまでが劇で、どこまでがドキュメントなのか...という不思議な作品。

個人的には、当時の新宿を存分に見ることができるのが嬉しい...

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genre : 映画

プレイガール(1969~1974年)~とにかく70年代~

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(2003/08/08)
沢たまき他

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昭和44~49(1969~74)年にかけて東京12チャンネル(現テレビ東京)系列で放映された、東映制作による作品。出演は戸川昌子・沢たまき・桑原幸子・八代万智子他、監督は中川信夫・竹本弘一他。

沢たまき演じる「オネエ」をボスとした、全員が女性で構成された「国際秘密保険調査員」の面々が、毎回色々な事件に立ち向かい、巻き込まれ...事件を解決していく。という内容。
テレビ東京初期のヒットドラマですが、「どこを見ても」70年代雰囲気が満ち溢れている(と個人的に感じる)作品です。ちなみに...1970年に局が発行した番組表にある解説文は以下のとおり。

《主人公は8人のスーパーレディ。保険業務にまつわるいろいろな事件に立ち向かって、ドキッとするお色気や、男顔負けのアクションを展開する粋で洒落たサスペンスドラマです。
特にオネエと呼ばれるボス、沢たまきを始め、應蘭芳、八代万智子、高毬子、真理明美、浜かおる、桑原幸子、范文雀のスレスレのお色気は、男性ファンの眠気をさまさずにはおきません。》

この文章からして時代を感じさせてくれます...

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genre : テレビ・ラジオ

キューポラのある街(1962年)その2~労働組合・勤評~

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(2002/11/22)
吉永小百合・浜田光夫

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前回に引き続き、「キューポラのある街」からです。

今回は、ちゃんとした方だったら「こっちを指摘されるんだろうな」という点です。
それは、「労働組合」と「勤評問題」と「北朝鮮への帰国運動」です。

私がちゃんとしたことを書けるかどうか心配です...

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genre : 映画

キューポラのある街(1962年)その1~伝書鳩...~

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(2002/11/22)
吉永小百合・浜田光夫他

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昭和37(1962)年に公開された、日活制作による作品。
出演は吉永小百合・浜田光夫・東野英治郎・市川好郎他、監督は浦山桐郎。

鋳物の街川口に住む女子高生ジュン(吉永)。彼女の父親(東野)は鋳物工場で働く職人だったが、工場合併の煽りを受けてクビになってしまう。そんな中、4人目の子供が生まれて家計は一層苦しくなる。ジュンはパチンコ屋でバイトをして修学旅行代を稼いだりする中、友達の親の紹介で父親の職が見つかり一安心...と思いきやすぐに辞めてしまったり、弟のタカユキ(市川)が家出したり、母親が「家計の足しに」と飲み屋で男性客の相手をしているのを見て失望したり...と色々なことが起こる。が、工場の同僚で隣に住む克巳(浜田)の取り成しで父親の復職が決まり、ジュンも働きながら定時制高校に進むことになり...と丸く収まる、という内容。

言わずと知れた吉永小百合の出世作であり、40本以上ある「吉永・浜田コンビ」作品中の代表作の1本。個人的には、高度成長期だった当時を垣間見れるシーンが「いたるところ」に散りばめられている作品として興味深い...

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genre : 映画

偽れる盛装(1951年)~京都と東京~

偽れる盛装偽れる盛装
(2007/03/23)
京マチ子・藤田泰子他

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昭和26(1951)年に公開された、大映制作による作品。
出演は京マチ子・藤田泰子・小林桂樹・瀧花久子他、監督は吉村公三郎。

君蝶(京)は祇園の凄腕芸者。金持男を虜にしては次々に乗り換えていく。その母親(瀧花)は昔妾となった旦那の恩を忘れられず、その息子から無心されると家を抵当に入れてまで金を工面したりする...そんな母親に君蝶は反発する。一方、妹妙子(藤田)は地味で市役所に勤めていて、同僚で祇園の料亭の一人息子である孝次(小林)と恋に落ちるが、孝次の母親千代(村田知栄子)は「格式が違い過ぎる」と反対。君蝶はそれが気に入らず、千代のパトロン伊勢浜(新藤英太郎)を誘惑して復讐。そんな中...君蝶に入れ揚げて会社の金を使い込んだあげく、会社をクビとなった山下(菅井)。君蝶を頼るも、君蝶は冷たくあしらう...それを恨まれ、後日君蝶は山下に刺される。そんなゴタゴタの中、妙子は孝次と東京に向かう決心をする...という内容。

祇園が舞台なだけに、当時の京都が思う存分に映し出されます。例えば...

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花ひらく娘たち(1969年)~映画業界とテレビ業界~

昭和44(1969)年に公開された、日活制作による作品。
出演は吉永小百合・浜田光夫・和泉雅子・杉良太郎・渡哲也他、監督は斎藤武市。

柿崎家は4人兄弟。長女の民子(吉永)は地味で大人しいが、次女の加奈子(和泉)は活発でボーイッシュ。そんな2人に見合いをさせようと画策する弟達は、それぞれクラスメートの女子の兄を紹介しようとする...も、柿崎家で偶然に会ったその兄達、一雄(浜田)と忠吉(杉)は高校の同級生。民子・加奈子・一雄・忠吉は仲良くなるが、父親(宇野重吉)が倒れた一雄は、先が短いことを悟って民子にプロポーズ。民子もOKする。その後、母親の浮気を知った一雄が酒浸りになったり、バーの信次(渡)が民子に惚れたり...と色々起こるが、最後は4人とも丸く収まる、という内容。

日活お得意の吉永・浜田コンビ...に和泉雅子・杉良太郎・渡哲也まで動員した、ある種「日活若手」オールスターキャストってとこでしょうか。日活に限らず、当時の邦画界は観客動員数が「右肩下がり」の時代ですから、吉永・浜田コンビだけでは集客できなかった...ってことでしょう。

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genre : 映画

ゴジラ(1954年)~テレビ受像機と中継~

ゴジラ <昭和29年度作品>ゴジラ <昭和29年度作品>
(2008/01/25)
河内桃子・宝田明他

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昭和29(1954)年に公開された、東宝制作による作品。
出演は宝田明・河内桃子・志村喬・平田昭彦他、監督は本多猪四郎。

太平洋の大戸島近海で貨物船・漁船が次々に沈没する事件が発生する。生物学者の山根博士(志村)は調査団を引き連れて大戸島へ...そこで巨大生物を目撃する。博士は国会において「水爆実験で目覚めた太古の生物」だと発表し、ゴジラと命名する。ゴジラは東京へ上陸して街を破壊していく。被災者の救護にあたっていた博士の娘である恵美子(河内)は、恋人の尾形(宝田)に「前婚約者の芹沢博士(平田)が極秘実験をしている」ことを伝える。芹沢は自身が開発した酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を拒むが、2人の説得により使用することを決意。そして、ゴジラは葬られた...という内容。

誰もが知っている怪獣映画の元祖であり、その第一作目。ゴジラについては関連書籍等も多数出ていて、今更書くこともなさそうですが...何点か興味深いシーンがあったので、それについて記しておきます。

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青春のお通り(1965年)~団地・ニュータウン~

昭和40(1965)年に公開された、日活制作による作品。
出演は吉永小百合・浜田光夫・松原智恵子・浜川智子他、監督は森永健次郎。

短大を卒業した桜子(吉永)は、人手不足で儲かるだろうとお手伝いさんになることを決意。芦屋の大豪邸に住む浪花家のお手伝いさんとなる。そんな時、大の仲良しの久子(浜川)から兄圭太(浜田)が桜子に好意を寄せていることを教えられるが、給料の安いアテレコの仕事をしている圭太を恋人の対象として見ることができない。浪花家の主人、放送作家の秀介(藤村有弘)の妻ユリコ(芳村真理)は女優。ある日、東京へ撮影に行くのに付き人として桜子がお供することに...撮影所で知り合った若手俳優から告白されたり、仕事の合間に訪れた姉がガス自殺を図ったり...と色々なことが起こったことで、桜子は自分が愛しているのが圭太だと知る...という内容。

日活お得意の「吉永・浜田コンビ」による青春モノ。内容的には予定調和的で、毒にも薬にもならない...のがいいんですよね。バックに映し出される「当時の風景」をじっくり観察できますから。
この作品、大阪が舞台となっており、5年後の大阪万博へ向けて開発されつつある姿を見ることができて興味深いですね...

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恋文(1953年)~渋谷・109以前~

昭和28(1953)年に公開された、新東宝制作による作品。
出演は森雅之・宇野重吉・久我美子・香川京子他、監督は田中絹代。

太平洋戦争から復員してきた礼吉(森)は、出征のために結婚できなかった道子(久我)を忘れることができないでいる。ある日、戦友だった山路(宇野)と偶然に再開。誘われるままに、山路が営んでいる恋文代筆業を手伝うことになる...仕事に慣れた頃、偶然にも恋文の代筆を依頼しに道子が来店する。数年振りに再開したものの、「恋文代筆を依頼=商売女」と思い込んだ礼吉は道子を叱責...毎晩酒に溺れる礼吉を見た洋は、内緒で道子に会いに行く。そして礼吉と会う段取りまでしたものの、礼吉は断固拒否...そんな気持ちを知った道子は車が走ってくる道路へ。道子が入院した病院へ向かう礼吉は...という内容。

田中絹代が初めてメガホンを握った作品として有名な作品。
ですが...個人的には(それ以上に)興味深いシーン満載で、そりゃもう...

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雨の中に消えて(1966年)~流行語~

昭和41(1966)年に日本テレビ系で放映された、日本テレビ・日活共同制作による作品。出演は舟木一夫・松原智恵子・広瀬みさ・菅原謙二・川地民夫他。

秋田から上京して共同生活を送る3人...たか子(広瀬)・あや子(松原)・きみえ(伊藤るり子)。たか子は短大を卒業して出版社へ入社、あや子は大学生、きみえは手芸学校へ入学。そんな3人が田園調布にある一軒家の離れで共同生活を始める。たか子は初めての社会人生活で様々なことが起き、あや子は栄吉(舟木)という同級生と色々なことが起き...という恋愛をメインとした青春ドラマ。

「どこかで観たことある設定だなぁ」と思いながら観てたところ...思い出しました。本作品の3年前となる昭和38(1963)年に公開された同名の日活作品だったです。その作品では吉永小百合・笹森礼子・十朱幸代が共同生活を送っていて、それに絡むのが高橋英樹...というモノで、確か共同生活してる場所が上野か日暮里辺りだったと思いますが、3年後には田園調布ですか!

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昭和30~40年代って面白い...ので、当時の映画・テレビ番組から気付いたことを気の向くまま書いています

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